インターネットを使っていると、時折自分の名前や家族の名前を検索してみることはありませんか? 私も何度かしたことがありますが、自分の名前は同姓同名の人がほとんどいなくて、大阪の美容師さんが一人いるくらいです。 長男の名前だと割といて、お医者さんやサッカー選手に同姓同名の人がいます。 彼自身の名前は学会の発表に名前があったりします。 次男はやはり大学院の頃に学会で発表した論文の著者に本人の名前がありました。 私の母方の曽祖父は<山口龍契>といいます。40年以上前に亡くなっていますが、私が中学生の頃までは生きていましたし、よくおうちにも遊びに行っていたので、割に身近な存在でした。 曽祖父は眼科の医師で、勤務医を経て、戦争中は樺太に派遣され、私が幼い頃は香川県の直島でDr、コトーをしていました。 何気なくネットで曽祖父の名前を検索したところ、なんと名前が出てきたのです。 1952年に博士論文を発表したのが出ていたのです。 曽祖父は若い頃、書いた論文を大学に提出したところ、指導教授に名前を書きかえられ、手柄を横取りされたことから人間不信に陥り、しばらく論文を書くことを止めていたのだそうです。 一線を退いてから、改めて自分の専門とは全然違う論文を書いて発表した、という話は母も知っていたそうです。 その論文が提出した岡山大学の学術論文リポジトリに出ていたのです。 驚きでした。62年も前のことです。 優しくて暖かかった曽祖父の顔を思い浮かべ、顕微鏡をのぞいたり、ペンを走らせる姿を想像している私です。